丸テーブルへ送る言葉
喫茶店とかカフェとか行くと、こういうテーブルあるじゃないですか。なんか丸くて小さめで洒落ているテーブル。
これなんなんですか?
作業するとき、めっちゃ使いにくいじゃないですか。
まず、一人か、せいぜい多くても二人が使うテーブル、なんで丸くしたんですか。
まだ、会議で使う大きなテーブルが心理学的観点から丸いのとかは分かるんですよ。
でもこれ、一人用じゃないですか。
一人用のテーブル丸くしてどうするんですか?
というか、世間はなんでもかんでも「マル」にすればいいと思っているでしょ。
100点満点を貰えれば、花「マル」が貰える。
なにかが問題なかったときも、手で「マル」のサインを送る。
だからって、テーブルまで「マル」にしないでくださいよ。
だって使いにくいじゃないですか。
四角いテーブルだったら、テーブルの面積を目いっぱいに使えるじゃないですか。
丸テーブルだと、四角に比べて明らかに使えるスペースが小さくなるじゃないですか。なんでわざわざ四角いテーブルの角削ったんですか。
メモ取りながらパソコンいじれないし、メモ取りながら本読むことも難しくなるじゃないですか。つまり、メモを取りながらなんらかの作業をする、ということが非常に困難になるじゃないですか。
でも、メモ取りながらチンコをいじることは出来る。
「メモ取りながらチンコを触る男。」
「チンコを触りながらメモを取る男。」
そんな男がいて良いわけがない。公然猥褻罪で現行犯逮捕されますよ。でも、丸テーブルで出来る作業なんてそれぐらいしかないじゃないですか。
まずなんですか、「メモを取りながらチンコを触る男」って。チンコ触るかメモ取るかのどっちかにしろよ。
しかも、なんのためにメモ取ってるんだよ、それ。自分にとって丁度良いチンコの触り方でも、備忘録的に取ってるんか。
でも、丸テーブルで出来る作業なんてそれくらいしかないじゃないですか。
つまり、丸テーブルって、「メモ取りながらチンコ触る男」に向けて作られているんですかね?
最高級の木材を厳選して、北欧で一から職人による手作業で作られた、高級丸テーブル。
しかし、それは「メモを取りながらチンコをいじる男」向けの商品。
最高級の木材は、「メモを取りながらチンコをいじる男」のために丹念に育てられ、北欧で5本の指に入るような職人は、「メモを取りながらチンコをいじる男」のために必死に技を学ぶ。
そしてそれを見つけて売り出す現地の目利きの商人は、「メモを取りながらチンコをいじる男」のために商品を厳選し、それを世界へ売り出す商社は、「メモを取りながらチンコをいじる男」のために世界へ丸テーブルを拡散する。
丸テーブルに関わる全ての人が、「メモを取りながらチンコをいじる男」にターゲティングして、仕事をしている。
彼らが皆、家族のため、あるいは自分の夢をかなえるためにしている仕事。それらは全て、「メモを取りながらチンコをいじる男」のためのものである。
そして、巡り巡って、丸テーブルを置いている喫茶店やカフェ。そこのメインターゲットは、「メモを取りながらチンコをいじる男」なのでしょう。
「メモを取りながらチンコをいじる男」
そんな変態をメインターゲットにしているお店が、日本中どころか世界中に存在している。
変態をメインターゲットにしている喫茶店やカフェで、自分の作業をする人間。
それは、ただ単に場違いなだけだ。
なぜなら、丸テーブルのあるカフェに行く人間の目的は、「メモを取りながらチンコをいじること」だからだ。
なので、今度から丸テーブルのあるカフェや喫茶店に行くときは、メモを取りながらチンコをいじるために行こうかなと思います。